
風吹きすさぶ 練馬の畑で 土に根を張れ 親父が言った 冬空の下 掘る白い根が 凍てつく指先 温めてくれた 庚申通り すり切れたジャンパー 青春散らした としまえん跡 銭湯の湯気 立ちのぼる町に 未練と希望が にじんでるよ ああ 練馬大根性桜 地味な花でも 咲かせてみせろ 石神井の池に 月が揺れても 俺は泣かねえ この街で生きる キャベツの緑が 春を呼ぶ頃 西武線の 窓に頬寄せ 大泉の空 茜に染まり あの娘(こ)の笑顔 思い出すんだ 豊玉の 鬼子母神様 手を合わせても 戻らぬ時 光が丘の 桜並木 一人歩けば 影が二つ ああ 練馬大根性桜 泥まみれでも 立ってるぞ俺は サンライズ見上げ 明日を描く 大根の根性 見せてやれ ああ 練馬大根性桜 土の匂いと 汗の結晶 都会の片隅 咲くど根性 散るな俺の 心の桜 練馬の大地に 根を張れ… 根を張れ…

