https://kakuyomu.jp/works/16818792440370388348 「五つの顔を持つ女」 小田島匠さま カクヨム小説へのリンクです [verse 1] 潮の香り 波の音 なまり色の そら みどり色の うみ 窓から見つめる 景色は 7日経っても 同じ顔 [verse 2] わたしの顔は きまぐれな 空のように うつろい続け 幾重にも 雲に覆われて 思い出すことも できない [chorus] 時計に 目をやると のこり 8時間 時の牢獄 解放へのカウントダウンが 刻まれる 壁の向こうから 声は盗まれ 常に光る眼差し どこへ行っても 抜け出せない 世間という意識が 私を突き刺し 閉じ込める [bridge] 不穏な気配が 運命の階段を ゆっくりと 昇ってくる 迫り上がる 日本海の 波のように わたしを 追い詰めていく 慣れっこになった恐れも あと少しだけ 身をすくめれば 時の牢獄は 終わり 安らぎが 訪れる [outro] この曇り空を 抜け出し わたしの心が 晴れたら きっと自由が 眩しくて わたしは 泣くだろう


