押し殺してきた 小さな希望 指先ひとつで 夜を招いて 消えないようにと 願うことさえ いつからか 忘れてしまった 12憶年の 遠い記憶の中 あなたの声を 探している 聞こえるはずのない その声を 今日も静かに 待っている もしも この宇宙のどこかに 私の知らない明日があるなら そこへ行けるのなら 少しくらい 迷ってみたかった 星が生まれて 星が眠って 季節が何度 巡っても 手のひらに残った ちいさな温もりだけ どうしても 消せなかった 名前のない夢を ひとつ 手の届かない 場所へ隠して 「さよなら」さえ 言えないまま 今日も世界を 見つめてる いつかこの想いが あなたの夜を 照らせるなら それだけでいいと 笑ったはずなのに ほんとうは── あともう少しだけ あなたの隣で 同じ空を見ていたかった 朝が来るたび 夢は薄れて 昨日の涙も 空の雲になる それでも胸の奥に 閉じ込めたものを 私はずっと 忘れない 世界のすべてを 知っていても 知らないふりをして 笑っていたい ほんの一瞬の この輝きを 永遠と 呼んでみたい 名前のない星を ひとつ 遠い夜空に 放してみる 届かなくても 構わない あなたの夜を 照らすように そしていつか この光さえ 消えてしまう日が来ても あなたと見た空だけは なくならないから


