月が昇る 静かな夜、 森の奥に ひとつの扉。 看板もなく、灯りもなく、 ただ月の光に照らされて、 ひっそりと開く 不思議な店。 「お金はいりません。 でも、ひとつだけ、大切なものを持ってきてください。」 「それがあれば―― この店はあなたのために開かれます」 これは月夜にだけ現れる 小さな贈り物屋のお話