
遠い街まで 電車を乗り継いで 知らない駅に 何度も降りた 改札を出れば もうすぐ会える それだけで足が 少し速くなった 知らない道も 君までの道なら 不思議なくらい 短く思えた あとひとつ 角を曲がれば いつもの場所に 君がいた こんなに遠く こんなに近く 地図の距離とは 違っていた どれだけ遠く 離れていても 君までの道は 短かった 三年ぶりに 同じ駅に降りた 改札を出れば 快活CLUB あのころと同じ場所で 今もまだ 灯りがついている 考えなくても 足は覚えてる この道も あの信号も いつも君へと曲がっていった あの角も まだそこにある こんなに近く こんなに遠く あとひとつ角を 曲がるだけ ふっと揺れた 誰かの影を ほんの一瞬 君かと思った 信号が 青になる 昔なら 迷わず曲がった角 今日は 曲がらなかった そのまま ひとりで渡った 背中のほうへ あの角が遠ざかる 聞こえるのは 自分の足音だけ こんなに近く こんなに遠く 振り返らない 快活CLUBの灯りが 背中の向こうで まだ 灯っていた

