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宵闇の天秤とサソリの記

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V6

[Verse 1] 秋の気配が滲む 紺碧の夜空 西の端へと急ぐ オリオンの足音 怯える影を追うように 闇に潜む 蠍(さそり)の毒針の尾 [Verse 2] 遥か昔の記憶 ほどいていく星屑 ハサミの形を脱ぎ捨てて 公平な銀の皿を掲げる お隣同士の 静かな物語 [Chorus] 星の瞬きは 善悪を測る天秤 ゆらり揺れては 痛みを優しく包む 蠍(さそり)の赤と 調和の光が交わる十月 夜風が通り過ぎる 茅ヶ崎の海岸線 見上げてごらん 二つの星座の絆を [Bridge] 争いを嫌い 天へと還った女神の目には この地球(ほし)の青さは どう映るのだろう ハサミから生まれた正義の重みは 今も変わらず 夜空で静かに釣り合っている [Outro] 秋の深まりゆく空で 遠い神話の続きを囁くように 星たちは優しく 瞬きを繰り返す ――静寂の夜に こぼれる光の雫