
濡れた白線の上 光が少し揺れてる 誰かの傘の向こう 街が遠く見えた 青に変わる瞬間 足音が重なる 同じ流れの中で 少しだけずれてる --- 落ちてくる雫の音 一定のリズムで 言葉にしなくても 何かが整っていく --- 交差点に、夜がにじむ 色の境目がわからなくなる ひとり分の静けさだけ ちゃんとここに残っている --- すれ違う人の中 どこにも触れないまま 名前も知らないまま 距離だけが保たれる --- 濡れた空気の中で 音が丸くなる さっきまでのざわめきが 遠くに沈んでいく --- 交差点を抜けたあと 少しだけ軽くなる 理由はわからないけど それでいいと思えた

