Song Cover Image

The Milky Way

[夏~初秋] 「真夜中の花火」──距離が縮まった夜。言葉よりも近くにいたくて。
April 14, 2025 at 5:56 PMv4

お祭りで騒ぐ声 遠くに響いて 浴衣の裾が 夜風に揺れた ぎゅっと握った巾着袋 言えない言葉が滲んでく 空を見上げたふりをして 決意をごまかした 溢れる人混みに ふたり歩いた 少しだけ指が 触れた気がした ずっとこのまま 近くにいたい でも 欲張り悪魔が 進化を望んでた 射的の下手さで 指差し笑って ヒグラシの声が 秋を呼んでる 夜空に咲く華 切なく見えた 近づけた気がしてたけど 次の一歩が踏み出せなくて まわり道ばかりして 線香花火が ポトリと落ちた 重なるように 鼓動が鳴った 今日が終わる 終わらないでと でも 大輪の花が 言葉を打ち消した 縁側の木がきしむ音 夜の静けさを割っていく きっかけなんて 何でもいい 何かを発した 頭は真っ白 あぁこんなときに お願いなんて 夜空のふたり 嫉妬するよね 今 手のひらが 君が教えてくれたんだよ 答えは言葉じゃなくて 確かな温もりだった 綺麗な星の川が流れる夜に やっとひとつ 光が落ちた

User avatar
0 / 500

No comments yet!

Be the first one to show your love for this song

00:00 / 03:28