波にほどけて

[Verse 1] 白い砂をすくう指先 ゆっくりとこぼれてく午後 ヤシのハが風にゆれて 影がミナモに踊っていた 光の粒が揺れる 海の色は空を映して 静かな胸の鼓動まで 透きとおってしまいそうで [Chorus] 波にほどけて 風に溶けてく この景色のすべてが わたしをやさしく包みこむ 時計のない時間が 永遠のように流れて 心のしずくが 海にとけていく この景色のすべてが わたしをやさしく包みこむ 時計のない時間が 永遠のように流れて 心のしずくが 海にとけていく [Verse 2] サンダルを脱いで歩いた浜辺 足跡がすぐに消えてく それでも残るぬくもりを 潮の音がそっと癒す とおくにうかぶコブネ カモメの影がすれ違う 誰も知らない午後のページ 風がめくっていった [Chorus] 波にほどけて 光にとけてく 誰も知らない午後のページ 風がめくっていった [Chorus] 波にほどけて 光にとけてく この静けさのなかで 少しずつわたしがほどけていく 過去も未来も持たず いまだけを抱きしめて 風にゆれる 心をゆだねて [Bridge] 雲がゆっくり形を変える ただそれだけのことが こんなにも愛おしいなんて 知らなか った [Final Chorus] 波にほどけて 風に溶けてく この景色のすべてが わたしをやさしく包みこむ 沈む太陽の色が すべてを照らしていく 静かな想いが 海にとけていく ［Outro］ ［END］