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余命一本

April 6, 2025 at 1:02 AMv4

三人の手を ひとつの掌で 守った夜は もう遠く 赤い夕陽が 坂の途中で 「よくやったね」と 背中を撫でる 振り返るほど 綺麗じゃない 真っすぐじゃない 道ばかり けれど今なら 言える気がする 笑って生きりゃ それでいい 一本の歯で 笑えたら 上出来だよと 空に言う 姉さんと並べば 妹とは もう呼ばれない この風の下 借りた明日を 返せぬままに 今日を生きてる それでいい 手にしたものは すぐ消えても 残るものこそ 本物さ ちょっとだけでも 夢に手が届き ちょっとだけでも 愛を知った 映るテレビの 向こうの唄が 今の私に 似てる気がする 口先ばかり 大口たたき 転んで泣いた あの日々も 一本の歯で 笑えたら 拍手なんかは いらないよ 主人公じゃないと 知った時 ようやくわかる 脇役の意味 どこまで行けるか 知らぬけれど 歌う気分で 生きていく 「まだ歩けろうもん  ――あんたも、私も」 一本の歯で 笑えたら それが私の 晴れ舞台 傷も借金も 笑いじわ 全部まとめて 人生さ 遠回りでも 胡坐はかかずに 明日へ向かう それでいい

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