
Glance
[春~初夏] 「視線に紛れて」──すれ違う視線と、偶然に見せかけた必然。そして、確信に変わる瞬間。
April 12, 2025 at 6:33 PMv4
瞼をすり抜ける強い朝の光 信号の合図ですれ違う横顔に気づいた 何も知らない距離なのに 目が離せない 胸の奥がふわっと揺れた 交わった目 逸らした仕草 それだけで一日が色を変える たった一秒の視線の中 君の全部が知りたくなった 偶然にしては出来すぎて 必然にしては足りなくて うるさい鼓動が "また会えるよ"と ざわついた 緩く吹き抜けた初夏の風の匂い 誰かの名前を呼ぶ声に立ち止まった 偶然じゃない気がしてる 振り返ったら あの瞳を探していた 触れそうで触れない距離 それなのに心だけ先走ってる ほんの仕草が刺さるほどに 君の全部が知りたくて 有耶無耶にしたら壊れそう 明確にしたら逃げたくて 深呼吸さえも 間に合わずに ときめいた ほんの一秒が重なってく 知らないまま追いかけてく 本心がどこかわからない 虚栄が何か守ってた あの瞬間の視線の中 君の全部を知りたすぎて 岡惚れとしたら切なくて 盲目としたら悲しくて 踏み出せないままで 確認してる あなたに惹かれてる
1 Comment
soma 7w ago
👍
七瀬浩一 7w ago
🙌🙌