夢の葬列

Lyrical Creation: © 2025 銀兎 All Rights Reserved | Copyright © 2025 銀兎 【Intro】 風に攫われた名前が 夜の端でさざめいてる 記憶の底で眠る影 呼ぶ声さえ　届かない 【Verse 1】 焦げついた空の下で 静寂が街を飲み込んだ 誰かの足音遠く 夜の闇に溶けていく 【Verse 2】 零れ落ちた雨の中 沈黙が声を呑み込んだ 指先すり抜けるように 夢の残像が消えていく 【Pre-Chorus1】 昨日の影を踏みつけて 足跡だけが続いていく 名前もないこの想い 風にさらわれて消えた 【Chorus】 時の葬列　どこへ行くの 揺らめく灯火が霞んでいく もしも僕らが選べるなら 終わらない朝を望んだだろう 声も涙も夜に消えて 祈りの言葉すら届かない 君のいないこの世界で 僕は今も歩き続ける 【Verse 3】 砕け散った月のかけら 手のひらに乗せて数えた 思い出すほど遠く 君の声が揺れている 【Pre-Chorus2】 追いすがる影を背に 彷徨ったこの路地裏で かわした約束ひとつ 頬に落ちて溶けた 【Chorus2】 時の葬列　どこへ行くの 揺らめく灯火が霞んでいく もしも僕らが選べるなら 終わらない朝を望んだだろう 忘れないでと手を伸ばし 届かないまま途切れた声 僕のいないこの世界で 君は今も笑っていますか 【Bridge】 幾千の記憶が 手のひらをすり抜けて 目を閉じればほら 君が微笑む 【Chorus3】 時の葬列　壊れた夢 誰かが奏でる鎮魂の歌 もしも僕らが選べるなら 終わりのない朝を望んだだろう この手に触れたぬくもりも 薄れていくけれど 僕はまだここで 君を待ってる 【Outro】 焦げついた空の下 静寂が街を覆い尽くす 今も遠く響いてる 最後の鐘の音