月夜に光る矢刃先ひとつ この手で握るは命のあかし 無言の誓い誰のために 振り下ろされる刃の重み 名を持たずただに生き 戦場で風となり舞い踊る その一瞬に賭けた想い 一つの命に宿る覚悟 武士の道胸に刻む とどろく雷 駆ける勇気 名は無き者ただの剣士 命と共に燃え尽きるまで 名もなきつるぎ魂の灯火 戦いの果てに何を求む 消えること無き誓いを胸に 荒ぶる風よこの身を刻め この地に咲くは散りゆく侍花 血に染まるここ泥にまみれ 声無き叫び鋼で語る 一振り一振り命を消し 名も知らぬ相手に敬意を 流れゆく時を越えてなお 侍の誇りは誰も奪えぬ その身を削り捧げる刹那 己に宿る炎を放つ 名は無くとも誇りは有り 滅びる覚悟胸に抱き 誰にも知られずただ闘う 最後まで散らず我が道を行く 名もなきつるぎ夜空に舞う火花 道なき道を切り拓く覚悟 誰の目にも触れずに消える 侍の誇り誰も知らずとも 時が流れど刻まれゆく この地に残る名もなき魂