夜空ノート

By Junia Brutus suno.com/@brutus あなたとすれ違う　コンビニの夜 冷めたおでんより　ホットコーヒーの渦 答え探すより　先に笑ったね 時計の針さえ　忘れたあの交差点 スマホの待受が　星空になる頃 爪先で描く　未送信のスタンプ 震える指先　キャンドルみたいに 冬の星座まで　溶けていく予感 未来より速い　流星(りゅうせい)を数えて 碧い制服の　ポケットにしまうの カッコつけないで　素顔のままでいい この手のひらに　トキメキ降り積もる たわいないケンカ　消えたバス停で 転がる空き缶が　銀河の始発列車 本音隠してた　ホコリまみれの靴 朝焼けに染まる　約束のリボン 覚悟したはずが　また逃げそうになる 心の奥で　光る星座図(せいざず) ぐしゃぐしゃの地図を　広げるように 新しい私　生まれる予定日 カッコいいより　熱いままでいたい 覚めない夢を　宙に浮かべて 未完成の歌　星屑のリズムで 明日の私に　手を振るよ