静かに 滲む 月の影 行き場のない想い 溢れそうで 遠くへ放つ 言葉たち 夜の風に そっと溶かした 星に願いを 託すたび 君の面影 探してる ふと伸ばした 手のひらが はかなく空を 切り取った 宙に溶ける蒼の詩 いつか君に届くかな 夢の中でなら まだ会えるの? 宙に溶ける蒼の詩 群青に染まってく 夜風に流され 星座に変わる 消えない想いが 胸の内側 巡るなら 夜の果てに 私は 愛を描くの 心の奥に 浮かぶ影 手を伸ばした その先に 触れられずに すれ違う 君の思い出 揺れている 夜の静寂に 舞い落ちた 記憶の粒を すくいあげ 何度も胸に 抱きしめる 消えそうな光を 集めて 宙に溶ける蒼の詩 どこへ消えてしまったの? 記憶の影さえ 揺らめいている 宙に溶ける蒼の詩 遠ざかる記憶たちが 指先すり抜ける 夢のかけら 触れられなくても そばにいる 幾度でも願い 私は 愛を響かせる 夜を越えていく 光と影 手を伸ばすと 消えてくの? それでも私 想い続ける この宙の果てまで 宙に溶ける蒼の詩 いつか君に届くかな 淡い星たちが そっと瞬く 宙に溶ける蒼の詩 夜明けの向こうへ 静かに祈りが 羽ばたいていく もしも奇跡が 言葉を紡ぐなら 二人だけの空に 私は 愛をつま弾くよ このそらの果てでも 君への愛を歌うよ…