「白昼夢 / lucid fuzz」 テーマ：仏教でいう“無明”から“気づき”への目覚め 音イメージ：チル・ローファイ × 仏寺の静けさ × 未来都市の孤独

(Intro) まぶたの裏で　光がまたたく ネオンの雨が　心を濡らす 誰かの夢に　ログインして わたしの声が　消えていく夜 --- (Verse 1) 通知の波に　のまれて スクロールするだけの会話 「大丈夫？」ってAIに問うた でも、返事は空白だった 木魚みたいに　胸が鳴ってた コツン…コツン…　沈黙が呼吸する 答えなんて　探さなくていい ただ　ここに戻ればいい --- (Pre-Chorus) 風が通りすぎる街角で 立ち止まる足に　重さを感じた 無音の中に　音があった わたしの「今」が　そこで息してた --- (Chorus) 白昼夢をぬけて ほんとうの声に気づいた 他人の正解より　自分の静けさを 信じていい　世界はやわらかくなる --- (Verse 2) スワイプの海に　心がほどけて 何かになろうとして　空っぽになった 「変わらなきゃ」って焦るほど 変われない自分が　苦しかった でも　仏陀は言った 「気づきがすべての始まりだ」と その言葉は　雨のようにしみて わたしの闇に　光をくれた --- (Bridge) 鐘の音が　遠くで鳴って 街のざわめきが　ほどけていく 手放すことは　失うことじゃない 自由は　そこから咲きはじめる --- (Chorus Repeat) 白昼夢をぬけて ほんとうの呼吸を感じる この鼓動が　唯一のコンパス いまここに　わたしは咲いている --- (Outro) まぶたを閉じたまま 光がひらいた 静けさの中で 「生きてる」って思えた