Blue Rain

カップに残る温度 冷めるより先に 言いかけた言葉が沈んでく 壁にかけたカレンダー もう捲ってないね 季節は変わるのに 私はまだ Blue Rain 名前だけがやけにしっくりくるんだ 降ってないはずの雨がまた心を濡らしてく Blue Rain 傘は差さない 誰にも見えない そう、この雨は私だけのもの 誰のせいでもない 静けさが辛い夜 笑い話さえも思い出になっていく 交差点の向こうで 手を振ったあなた 歩き出せば きっと終わってしまうから Blue Rain "さようなら"は 言葉にしないルール 降り始めた心象風景 傘もさせないまま Blue Rain 今も横顔が背中の奥に滲み出る この雨が止む その時には 部屋の片隅で ふと気付いた あの記憶もこの雨も 誰かのせいじゃない …私の声だった Blue Rain 名前だけがやけにしっくりくるんだ 降ってないはずの 雨がまだ胸を濡らしてる Blue Rain 手放すように そっと目を閉じたなら きっと この雨も終わりを知るでしょう Blue Rain 傘は差さない Blue Rain 誰にも見えない Blue Rain この雨だけが 私をそっとほどいてく Blue Rain…