[Intro] 「この世は戦場…… 俺が立つこの電車もまた、同じこと……」 「無計画に乗り込めば、瞬時に包囲され、出口を失う……」 「周囲の動きを読む、それが…… 生存への鍵……！！」 [Talking] 「左斜め前、手すりを握るサラリーマン、 立ち位置が微妙にドア寄り。右手にはスマホ、だが指の動きが止まった… 次の駅で降りる気配。」 「さらに左側、女子高生がイヤホンを外した、こちらも降車確定……！！今だ！！ 彼らが降りた後のスペースを…… 奪う！！」 [Chorus 1] 読め！！ 先を読むんだ！！ 一瞬のスキが命取り！！ 電車の流れに逆らうな！！ 完璧なポジションを勝ち取れ！！ [Talking] 「次の駅で大量の乗車…… これは確定事項……！！扉付近は戦場…… しかし！！ ここにとどまるのは愚策……！！車内奥へ詰めろ…… それがルール……！！ それが正義……！！」 「だが…… 正義が生存を保証するとは限らない……！！奥に進むほど逃げ道はなくなる…… 押し込まれ、圧迫され、帰路は遠のく……！！」 「それでも…… 進むしかない！！ ルールを守る者こそ、誇り高き戦士……！！」 「俺は…… 俺は…… 車内奥へ進む！！！」 [Chorus 2] 見ろ！！ 乗り込む波を！！ 流れに抗うな！！ 電車のリズムを感じろ！！ 流動の中で立ち回れ！！ [Talking] 「次の駅で俺は降りる…… だが、左右……塞がれている……！？左にはリュックを抱えた男、右には雑誌を広げるOL…… どちらも気づいていない……！！」 「これは…… 詰んでいる……！？いや、まだだ…… 必殺、イナバウアー……！！」 「上体を反らし、接触を最小限に抑える！！……ダメだ、肩の角度が足りない……！！ イナバウアーを駆使しても……抜けられない！！」 「敗北…… 確定……！！」 [Chorus 3] 抜けろ！！ 迷うな！！ 降車タイミングは一瞬！！ 体を捻り、足をずらし！！ この檻から抜け出せ！！ [Outro Talking] 「こんな単純なミス…… 俺はなんて愚かなんだ……」 「悔やむな、誰にでも失敗はある」 「経験が足りないのか…… それとも考えが甘すぎたのか……」 「悩んでも仕方ない、次に活かせばいい」 「……俺はまだ未熟だ…… 電車の流れを完全に読めるまで、まだ遠い……」 「とりあえず、次の駅で降りよう。リベンジはそれからだ！」