
錆びた鎖
主人公目線で、頼れる仲間だったのに紆余曲折を経て敵側に寝返ってしまった宿敵のようなキャラの最期をイメージしました。
March 11, 2025 at 12:15 AMv4
あの日憧れた景色は もう、どこにもない 嘘に溢れたこの世界で 嘘の笑顔をぶらさげて 気づけば俺もその一部に成り下がっていた 媚びへつらう声の群れに足元を揃えてしまう あれほど軽蔑したはずなのに気づけば俺も頷いてる 何を守って 何を捨てた? 答えは誰にも聞けやしない こんなはずじゃなかったのに 誇れるものはもう何もない 抗うほどに押し潰され 無様に沈んでいくだけ 理想を語る声すらも今ではただの欺瞞に思える 信じていたものの重さが今はただの錆びた鎖 見上げるたびに霞んでいく あの頃確かに見えた空 もう届かない場所だろう 俺はただ 俯くだけ どこで間違え どこで終わった? 誰も教えてくれやしない こんなはずじゃなかったのに 積み上げたものは崩れ去り 噛み殺した無数の言葉が喉の奥で腐っていく 何も変えられないまま 何も守れないまま 俺はただ 影に傾く こんなはずじゃなかったのに 誇れるものはもう何もない 抗うほどに押し潰され 無様に沈んでいくだけ あの日憧れた景色は もう、どこにもない
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