
どうか心は捨ててください この世界はあなたには冷たいから 誰もが愛するこの世界は あなたを救いはしないから 小さなスマホのディスプレイ そこに映る世界の姿は あまりに美しく あまりにきらびやかで そこに僕らの居場所はない こんな世界はくだらねえ そう吐き捨てたあなたの言葉は まるで自分自身を 切り刻むナイフ いつかいつかと願っても 何もしなけりゃ いつか野垂れ死ぬ わかっているさ そんなこと だから 明日から動き出す 「どうか自分を大切に この世界にあなたはただ一人だから」 うるせえ そんなお決まりの言葉 缶ビールと一緒に流し込む 小さな窓から見える世界 そこから見える風景は あまりに猥雑で あまりにありきたりで そこが僕らの生きる場所なんだ こんな世界はくだらねえ そう吐き捨てたあなたの言葉は まるで自分自身を 認めるようだ それでも それでもと抗って 戦い続けりゃ 死ぬことだけはないだろう わかっているさ そんなこと だから あなたのために生きている 信じていたものなんて何もない この何十年、その日暮らしの連続で 未来のビジョンを抱いたことなんて ほとんどない わずかに掴んだ希望も 公園の砂場のように さらさらと手のひらからこぼれ落ちる だけどきみだけは この腕の中、確かに生きてる 生きているんだ こんな世界はくだらねえ そう吐き捨てたあなたの言葉は まるで自分自身を 切り刻むナイフ いつかいつかと願っても 何もしなけりゃ いつか野垂れ死ぬ わかっているさ そんなこと だから 明日から動き出そう だから 明日から動き出すんだ
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