Step by Step

コートの袖が重なった それだけで心がほっとした でも笑ってたその声に 少しだけ罪悪感がにじんだ いつか離れなきゃいけないこと 伝えたいと思えば思うほど 喉の奥が乾いていく 見守る顔がやさしすぎて 見えてる未来は同じはずなのに 言えないことが増えていく どんよりした気持ち抑えてるのに すれ違いは季節だけでいいのに 「どうしたの？何かあったの？」 握った手に視線を落とした でも励ましてる声に 内臓が締め付けられて苦しい 打ち明ければすぐに壊れてしまう 守りたいと思えば思うほど 沈黙のときが増えていく 気づけば距離が遠くなってる 見えてる未来は同じはずなのに 言えないことが増えていく 約束のない夢が背中押すけれど そのたびに激しい葛藤に怯える 夢という形のために 捨てる恋があるのか 恋という形のために 捨てる夢があるのか 見えてる未来は同じはずなのに 言えないことが増えていく 歩幅を合わせたいつもの道だけど 冷たい風が体を近づけさせる あなたを信じているはずなのに 伝えられない想いがある 確かに忍び寄る冬の鐘の音は 終わりと始まりを告げていた