夢をめくる - Flipping Through Dreams

めくるたび、胸が高鳴る 指先が追い越せないほど 広がる景色、色を変えて まだ見ぬ物語の中へ 風が揺らす 静かな午後 陽だまりのページを辿る 文字の隙間に隠された 小さな秘密が光る ページの先に手を伸ばせば 知らない世界が息をしてる 言葉の波にさらわれて もう戻れない めくるたび、夢があふれる 現実よりも鮮やかに 心の中で羽ばたいて どこへでも行ける気がした 時計の針も忘れるほど 物語が息づいている ひとつの言葉に揺らされて 涙の意味を知る 響くセリフが胸を打てば まだ見ぬ世界が手招きする 終わりのない旅のように 続いていく めくるたび、心が踊る 境界線を飛び越えて ページの向こう、空の彼方 物語が未来へと続く 指の隙間をすり抜けて 新しい景色が生まれていく 何度でも、何度でも この世界を旅しよう めくるたび、胸が高鳴る 指先が追い越せないほど 広がる景色、色を変えて まだ見ぬ物語の中へ 最後のページに触れたとき 心の中に風が吹いた 終わりじゃなく、始まりだと 囁くように